にしださん!「若手がなかなか育たない」「結局、自分がやった方が早い」って、経営者の方からよく聞くんですけど…どうしたらいいんでしょう?
いいところに目をつけたね。
それはね、「ブリッジスのトランジション理論」で考えると見えてくることがあるよ。
実は“人を育てよう”と思ったとき、まず必要なのは“自分の役割を手放す”ことなんだ。
えっ、人を育てるために、自分が変わる必要があるんですか?
うん。ブリッジスの理論では、変化には「終わり」「中立圏」「新しい始まり」という3つのステップがあるんだけど、人材育成の場面でもこの流れが当てはまるんだ。
なるほど…。じゃあ、「終わり」は何を意味してるんですか?
たとえば「現場で一番よく知っている自分」や「全部自分でやることで安心していた状態」といったものを手放すこと。
経営者やリーダー自身が、これまでの“自分のスタイル”を見直すところから始まるんだよ。
うーん、それってすごく勇気がいることですね…。
そうなんだ。でも、その「終わり」を経て、すぐに結果が出るわけじゃなくて、「中立圏」という模索と不安の期間が続く。
でもここで試行錯誤しながら、「育てる自分」へと変化していくんだよ。
なるほど…だから焦らずじっくり向き合うことが大事なんですね!
その通り。そしてやがて、「あ、任せてよかった」「自分がいなくてもまわるようになってきた」と思える瞬間がくる。
それが「新しい始まり」だね。
“育てる”って、相手を変えることじゃなくて、自分が変わることでもあるんですね!
まさにそれ。人材育成の第一歩は、「自分のやり方の終わり」を受け入れること。そこから新しい関係性やチームの力が育っていくんだ。
ブリッジスのトランジション(転機は)コチラもご覧ください。
「育てたいけど、結局自分がやっちゃう…」
そんな経営者さんの気持ち、すごくよくわかるなと思いました。
でも、それって「任せる覚悟」をするってことなんですよね。
にしださんと話していて、育成って“教えること”じゃなくて“信じて任せること”でもあるんだと気づきました。
自分のスタイルを見直すのは勇気がいるけど、それが“新しいはじまり”につながる一歩になるんですね。
人を育てることに悩んだとき、
それは単に「育て方」ではなく、「自分の役割やあり方」が問われているサインかもしれません。ブリッジスのトランジション理論は、そんな心の動きにヒントをくれる考え方です。
キャリアと保険、どちらの視点も大切にしながら、これからの働き方や組織づくりを一緒に見つめ直してみませんか?
気持ちの整理の時間も、次に進む力になります。
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