株式会社アドバンスゲート

COULUMNコラム

キャリコンにしだと
スーちゃんの心理学コラム⑩

事業転換の不安に向き合う。終わりは始まり?

スーちゃんにしださん! この前、印刷会社の社長さんが「紙の需要が減ってきたから、IT系のサービスに思い切って事業転換しようと思ってる。でも不安で仕方ない」って話してくれたんです。

にしだそれは大きな決断だね。実はそういうときもブリッジスのトランジション理論がぴったりなんだよ。

スーちゃんなるほど…“外の変化”より“中の気持ち”の方が影響大きいってことですね。

にしだそう。トランジションは「終わり」「中立圏」「新しい始まり」の3段階で進むとされてるんだ。
今回のように、長年続けてきたものづくりからIT系のサービスへの転換は、経営者としての自分の在り方そのものを見直すことにもなる。だからこそ、「終わり」をしっかり受け止めることが大事なんだよ。

スーちゃん「終わり」って、売上とか業種の話だけじゃなくて、誇りや価値観を手放すことでもあるんですね…。

にしだまさにそう。今までの強みや信念を否定するわけじゃなく、それを整理し直すステップ。
それが「終わり」の段階。そして次は「中立圏」、つまり、まだ次の方向が見えきっていないグレーな期間だね。

スーちゃん不安定だけど、そこが次につながる大事な時間なんですね。

にしだそうなんだよ。ここでは試行錯誤したり、これからの方向を模索したり、自分を再構築していく時期。
そして少しずつ「これでいいのかもしれない」という感覚が芽生え始めると、「新しい始まり」に入っていく。

スーちゃん新しい始まりは、きっと最初の不安があるからこそ、意味が深くなるんですね。

にしだそう。事業転換は単なる経営判断じゃなくて、経営者自身の“トランジション”そのものなんだよ。
そのプロセスに寄り添うことこそ、私たちキャリアコンサルタントの役割でもあるんだ。


スーちゃん事業を続けるって、ずっと同じことをやり続けるだけじゃないんですね。
変化を選ぶことも、勇気がいる。
でも、それって「今までの自分や会社を大切に思っている証拠」。

にしださんの話を聞いて、事業転換は終わりじゃなくて、次に進むための通過点なんだって少し安心できました。
不安なときこそ、「立ち止まって考えていい時間」なんですね。


事業のかたちを変えるとき、経営の判断だけでなく、ご自身の役割や気持ちにも大きな変化が起こります。
それは「キャリアの節目」であり、「備えの見直し」にもつながる大切なタイミングです。

キャリアと保険、両方の視点からこれからのことを整理してみたいと感じたら、ぜひ気軽にご相談ください。(無料相談受付中です)
立ち止まる時間も、前にすすむための準備になるはずです。

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