スーちゃん、最近ね、「自分のことがわからないんです…」って話をされることが増えてるなと感じてて。
えっ、まさにこの前、そんなご相談がありました。
「何に悩んでるのかが分からないけど、ずっとモヤモヤしてて…」って。
それを聞いて、私もどう関わればいいのか迷っちゃって…。
うん、それ、実はとても大事なポイントなんだよね。
「分からない」って状態は、何も考えてない”んじゃなくて、自分の内側で何かが起きてるサインなんだ。
だけどまだ、言葉にできてないだけ。
たしかに…目の前の相談者さんも、「考えすぎて、よく分からなくなってきました」って言ってました。
そういうときって、本人もすごく不安で、自分を責めがちだったりするよね。「こんなことも分からないなんて…」って。
でもね、「分からない」と感じているその気持ちにこそ、向き合うべきテーマが眠っている可能性があるんだよ。
…それってつまり、まだ“悩みの輪郭”がつかめていない状態ってことですか?
そのとおり。たとえばキャリアコンサルティングでは、悩みの構造を整理していく支援をすることが多いんだけど、この「分からない」状態って、まだその構造の“入り口”にいる段階なの。
ということは、アドバイスとか答えを急ぐよりも、まずはその入り口でじっくり寄り添うっていう姿勢が大切になるんですね。
そう。
たとえば、すぐに「じゃあ何がしたいんですか?」って聞いても、本人はさらに混乱しちゃうかもしれない。
だから、「傾聴」が基本だけど、ただ聞くだけじゃなくて、「今どう感じてますか?」「今、何が一番気になってますか?」って、感覚の断片に光を当てていくような関わり方が求められる。
なるほど…。それでも「うまく言えません」って返されたら、どうしたら…?
そういう時は、スケーリングも役に立つよ。
「今の“わからなさ”を0〜10で表すと、どのくらいの感じですか?」って聞いてみると、
言語化が難しくても“感じ”としての自己認識を促すことができる。
たしかに、「4くらいかも」って返ってきたら、「少しは分かりそうな部分もあるのかな?」って、次の問いかけにつながりますね!

そう。
しかも「何がその4になってると思いますか?」って聞くことで、本人の中にある“まだ形になっていない思い”が見えてくることもあるんだ。
大事なのは、「わからない」こと自体を否定しないこと。
「わからないのはダメ」って空気になると、その場が閉じてしまう。
それって、「沈黙」の扱いにも似てますね。
私、沈黙が続くとつい何か話さなきゃって焦ってしまうんですけど…。
分かるよ。誰でも最初はそう感じるものだよね。
でもキャリアコンサルティングでは、沈黙の時間は“内面との対話が起きている”大事なプロセスと捉えるんだ。
だから、こちらが慌てて言葉で埋めるのではなく、その時間を“尊重する”こともスキルの一つ。
たしかに…静けさの中で、自分の中に少しずつ言葉が生まれる感覚って、ありますよね。
あるある。
それからもう一つ大切なのが、感情へのリフレクション。
たとえば「そのとき、少し戸惑いもあったように聞こえましたが…」って返してみると、
相手が「あ、たしかに…なんか混乱してたかも」って、自分の感情に気づくきっかけになる。
リフレクションって、言葉を繰り返すだけじゃなくて、感情にも寄り添うってことなんですね。
うん。
特に「わからない」って言ってる人は、言葉じゃなくて“感じていること”に働きかけていく必要がある。
そうやって、少しずつ本人の中に「これかもしれない」という“軸”が生まれてくるのを支えるのが、私たちの役割なんだ。
…それって、まさに“伴走”ですね。
目の前の人が自分の言葉で語り始める瞬間に立ち会えるって、すごく尊いことなんだなって感じました。
うん、まさにその通り。
キャリアに限らず、人が自分と向き合うってとてもエネルギーの要ること。
だからこそ私たちが焦らず、信じて、一緒にそこにいることが大事なんだ。
「分からない」って、ただのスタート地点じゃなくて、
自分自身と向き合う入口なんですね。
焦らず、決めつけず、その“手前の時間”に丁寧に付き合えるように…
私も、言葉の奥にある気持ちを受けとめられる相談者でありたいと思いました。
「分からない」と感じたときこそ、自分と対話するタイミングかもしれません。
キャリアに迷ったとき、保険を見直したいとき、人生の節目に揺れるとき…
私たちは、“ことばになる前の思い”にも寄り添いながら、あなたの選択を一緒に考えます。
キャリアと保険、両方の視点から、
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